どうも雷電です。
今回は、ナンパ活動を始める前の20代前半に経験した話しを書いていきたいと思います。
20代前半の自分は、通称「彼女持ちのただの良い人」でした。
そんな自分が非モテコミット全開になるとは、考えてもいませんでした。
自分の女遊びの価値観にかなり影響している経験だと思います。
私の少し長い昔話にお付き合い頂けると幸いです。
それでは、はじまり、はじまり。
//某海外//
こっちに来てもうすぐ1年になる。
時間が経つのはあっという間だ。
憧れだった海外生活も気づけばただの日常に変わっていた。
日常というのは、何処に行ってもやってくるものらしい。
最近は、仕事に行って、遅くまで働いて、帰って寝て、また仕事に行くの繰り返し。
給料が良いので続けてはいるが、何のためにこっちに来ているのか忘れかけてきた。
憧れとは手に届かないから憧れなのだろう。
そもそも、憧れが何だったかも忘れてしまった。
まぁ、もうすく帰国だから考えるのはやめよう。
その時、退屈な日常に突然彼女がやってきた。
韓国系の美人で、ナンパ用語を使うのであればスト高の女だった。
周りの同僚達が噂をする。
「彼氏はいるのか?」「俺はあいつを口説き落とす」「昨日、彼女と話をした」
俺は、それを興味ない顔で聞いている。
俺には長年付き合っている遠距離の恋人がいたから関係無い話だと思っていた。
その時は、彼女に非モテコミットをするなんて夢にも思っていなかった。
彼女が来てから1ヶ月、相変わらず同僚達は彼女が通るたびに一喜一憂している。
話すチャンスを狙っている同僚も何人かいた。
それを俺は、「男なら積極的に行けよ」と彼らに激励を飛ばしていた。
そんな自分にもチャンスが回ってきたらしい。
仕事が終わり、帰ろうとしたら彼女が困っている様子だった。
雷「どうしたの?大丈夫?」
女「大丈夫。もう解決したから」
雷「ところで君の英語は韓国の訛りが無いね。なんで?」
女「わたし国籍は韓国じゃないの。だから英語が母国語なの」
自然と会話は続き、立ち話しを10分以上していた。
今の自分なら連絡先の打診をするが、その時はそのままバイバイした。
その日から、仕事で会うと彼女は声を掛けてくるようになった。
女「わたし日本が大好きなの。だから日本語を教えて」
雷「それなら日本人の彼氏を作るのが早い。あいつなんかどうだい?」
海外で外国人の異性と仲良くなりたかったら、
「あなたの国の言葉教えて」という言葉が便利。
言葉も教えて貰えて異性と仲良くなれるから一石二鳥。
話が少し逸れた。
俺は、彼女とのたわいない会話を楽しんでいた。
彼女は俺にとびっきりの笑顔をくれる。
退屈だった生活が少しずつ変わっていった。
まるで、極上のおもちゃが空から落ちてきたような気分だった。
暫くすると、彼女のゲイの友人から「彼女が君とデートしたがっているから連絡先を教えてあげて」と言われた。
その時自分が思ったことは、2つ。
1つ目は、「理性の声」
当時は、恋人がいたので浮気になるようなトラブルを避けたかった。
2つ目は、「素直な気持ち」
職場でNo1の女性が俺に好意を持ってくれていることに嬉しかった。
雷「あとでフェイスブックの友達申請を出しておくよ」
と、そいつに告げてその場をあとにした。
家に帰ってフェイスブックの友達申請を送る。
彼女からすぐにメッセージが来る。
彼女とのメールは楽しかった。
なんだろう、この気持ちは、ずっと忘れていた気持ちだ。
ただ、彼女は俺を諦めるだろうとも確信していた。
何故なら、フェイスブックのプロフィールには、恋人ありと記載していたからだ。
それを見て彼女は身を引くだろうと思っていた。
しかし、彼女から恋人について聞かれることも無く、自分も気づいているだろうと思って、何も言わなかった。
その日から彼女とメールするようになった。
自分が少しずつ彼女に惹かれていることを感じ始めていた。
まさかあんな結末になるなんて分かっていたら連絡先を教えていなかったのに。
その結末とは反対に、俺たちの距離は少しずつ近づいていった。
彼女からのメール内容は非常に積極的だった。
今の自分が見れば、食いつきが高すぎると思うだろう。
女「一人暮らしだから家に日本食作りに来て」
女「二人で宅飲みしたい」
俺は、理性の声と闘いながら逆打診を適当にかわしていた。
ある日、俺は体調を崩した。熱もあったため、仕事を休んだ。
日本に住む恋人からは、メールが3日間返ってきていない。
もともと連絡無精だったからあまり気にしていなかったが、
体調不良で心細くなっている時に連絡が無いのは寂しかった。
お昼頃まで寝たおかげで体調も大分回復した。
携帯を見ると、例の彼女からメールが来ていた。
女「体調大丈夫?」
雷「大丈夫。大分良くなったよ」
女「良かった。あんま無理しないでね」
雷「ありがとう。こないだ言っていた飲みの話だけど、今日なら大丈夫だよ」
女「本当に?嬉しいな」
彼女にこんなメールを送ったのは、メールを返さない恋人に対する苛立ちもあった。
少し自暴自棄になっていたのかもしれない。
その日の夜に直ヨネスケアポが決まった。
//彼女宅//
雷「友達は呼ばなくても大丈夫だった?」
女「わたし友達が少ないから」
雷「モテそうだけどね。てか、実際にモテてるよね」
女「あなたも実はモテてるわよ」
雷「そんな噂聞いたこともないよ」
彼女とたわいもない会話をする。
近くで見ると彼女は本当に綺麗だった。
二人で乾杯して飲み始める。
そして、二人でいろいろな事を話しあった。
午後の6時から飲み始めたけど、気づいたら夜の12時になっていた。
6時間も夢中で話しをしていたらしい。
話の内容は、お互いが小さかった頃の話しや、将来の夢、なぜ自分はここにいるのか?等、いろんな話をした。
恋愛関係の話しもした。
そこから話しの流れがディープな感じになってきた。
会話の流れは彼女が作っている。
女「最近エッチしたのはいつなの?」
雷「半年前かな」
女「相手は?友達?」
雷「彼女だよ。日本にいるのだけどこっちに来てくれたから」
女「え、彼女いるの?」
そこで、相手が自分をフリーだと思っていたことが発覚した。
(今思うとそれが本当かどうかは分からない)
そこから少しずつ会話の内容がセックスの話になっていった。
女「実は、2日前にエッチした」
雷「え、彼氏と?」
女「違うよ。友達と」
雷「そうなんだ」
女「でも、同じ人とエッチは1回しかしないって決めている」
職場では、天使のような彼女だと思っていたら、実際は即系の悪女だった。
そして、彼女が誘惑しているのも分かった。
誘い系のキーワードやボディタッチなどから伝わってきた。
今の俺なら、速攻でギラつくが当時の俺は、理性と闘っていた。
どんな理性かというと「この子が普段エッチしているような、どうでも良い男の一人」には、なりたくない。
食いつきを上げ過ぎると割り切りでゲットできない状態に自分はなっていた。
ソファーに座りながら飲んでいたが、彼女の「DVDをベッドで一緒に見よう」ルーティーンでベッドに搬送された。
部屋の明かりを消したベッド上で、彼女がお気に入りの映画を見た。
本当に楽しい時間だった。
すると、彼女が突然口を開いた。
女「前にね、こんな雰囲気になった日本人がいたの。でもその夜は何も無かった。その後、その人とは連絡取らなくなっちゃった」
何で彼女がこのセリフを言ったのか当時は理解できなかった。
今なら分かる。
このままエッチをしなければ、2度目はないと伝えるナンパ師が使う脅し。
お互い沈黙になる。
彼女と見つめあった。
本当に綺麗だなと思った。
気づいたらキスをしていた。
そして、キスをしてしまった自分を止めることは出来なかった。
映画が再生されているノートパソコンをキスしながら優しく閉じた。
ナンパ師だったらこう言うだろう。
スト値8 ノーグダ即
行為を終えた俺たちは、もっと素直になっていた。
ベッドで朝の4時までお互いの話しをしていた。
その後、お互い眠くなって寝た。
目を瞑っていろいろな事を考えた。
「この子との将来」「日本にいる恋人のこと」
「今日の夜のこと」「日本に帰ってしまう自分の立場」
しかし、俺の心配はただの杞憂だった。
次の日の朝
俺は、彼女の無邪気な笑顔を期待していた。
しかし、彼女を見るとなぜか不機嫌そうだった。
俺には、なぜ彼女が不機嫌なのか分からなかった。
ボディタッチも嫌がられる。
まるで、昨日の魔法が解けたみたいな感覚だった。
俺の前で無邪気に笑う彼女はそこには、いなかった。
そこにいたのは、不機嫌そうな顔で俺を睨み付ける彼女だった。
(俺が何をした?その時は理解できなかった)
ただ、逃げるように彼女の家から出て行った。
家に帰ってメールを打つ。
メールが返ってこない。
その時の自分は、メールの無視に耐えられない位、彼女の存在が大きくなっていた。
俺が何をした?あの無邪気に笑う彼女はどこに行ってしまった?
そんなことをずっと考えていた。
シフトの関係で彼女と職場で会う機会は減ったのは不幸中の幸いだった。
多分、会うたびに辛い思いをしていただろう。
たまに廊下をすれ違う時があったが、昔のような無邪気な笑顔をくれることは無かった。
今は、顔色ひとつ変えずにすれ違うだけ。
正直、心が苦しかった。
そして、自分の帰国日が迫ってきた。
日本に帰ったら彼女とは2度と会えない。
この状態でさよならをするのが本当に苦しかった。
無常にも時間は過ぎて、仕事の最終日が来た。
複雑な気持ちで仕事を終えて帰ろうとしたら、彼女が外で休憩をしていた。
雷「今日で俺、仕事最終日」
女「そおなの?」
彼女はビックリして少し寂しそうな様子だった。
雷「せっかくだから写真を撮ろうか」
女「いいわね」
身体を密着させて写真を撮る。
あの日のセックスを少し思い出してしまった。
あぁ、俺はこの女とセックスしたのだと。
すると彼女の口から予想外の言葉が出てきた。
女「日本帰る前にまた飲みましょう」
最後のチャンスを与えられた。
俺は、あの日なぜ彼女の態度が変わってしまったのか答えを求めていた。
以前のようにたわいない話しで笑いあえる関係に戻りたかった。
最後に会う日を決めて、バイバイした。
今思うと非モテコミット全開だと思うが、彼女に手紙を書いた。
する後悔より、しない後悔のほうが嫌だったからだ。
内容は、付き合いたいとか好きとかの内容ではなく、あの夜のことや、応援しているという内容だった。
今思うとただの気持ち悪いストーカー野郎だったと思う。
次会う時にその手紙を渡そうと思った。
//アポ当日//
彼女は仕事だったので、仕事を終えたらメールをくれる約束だった。
早く会いたい気持ちを抑えて、メールを待つ。
約束の時間が過ぎてもメールが来ない。
残業かなと思い、メールを待った。
しかし、その日メールが来ることは無かった。
ナンパ師になってドタキャンはたくさん経験したけど、あんなに辛いドタキャンは今後無いだろう。
その日は一睡もできなかった。
次の日に職場に行く用事があったので、職場に向かう。
手には彼女に渡す手紙を持っていた。
用事を終えて帰ろうとしたら、休憩所に彼女がいた。
雷「昨日は、何でメール返してくれなかったの?」
女「実は、私の友達が明後日帰ってしまうからその人と会っていた」
悔しくて何も言えなかった。
自分の予定は軽く扱われてドタキャンされ、他の男と会っていたらしい。
自分の存在が彼女にとってどれだけ小さいか、最後に分かってしまった。
本当に悔しくて辛かったけど、手紙は渡そうと思って手紙を渡した。
彼女は驚いた表情で「日本に行く時は、遊びましょう」と言って笑った。
俺は、それを無言で頷いて彼女にさよならを言った。
家に着いて、携帯を開いて彼女をFBの友達リストから外した。
初めてのワンナイトは、最悪で惨めで情けない結末だった。
結果 スト値8 ゲット
//あとがき//
自分のこの経験は、女遊びの価値観にかなり影響をしている。
色を使いたくないというのも、この経験が関係している。
本気になってしまった心は、簡単に傷ついてしまう。
相手の言動に一喜一憂してしまい、冷静に考えられなくなってしまう。
そんな繊細な心を取り扱える自信が自分には無いからだ。
好きになるというのは、相手の存在が自分の中で大きくなるということ。
そして、相手にとって自分の存在がちっぽけだと分かった時に絶望する。
その心の傷はその人の心に深く残る。
この出来事から大分時間が経っているが、ブログを書いていて少し悲しい気分になった。
少しトラウマになっているのかも知れない。
ただ、この経験のおかげで魅力的な男になりたいと思った。
出会いに感謝して前に進みたい。
以上。

raiden

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